・おまけ話―着付けの講習を受けてみた

Team 一心東京大学側メンバーの中山光浩と申します。

本日は以前行いました着付けの練習についてご報告させていただきます。

着付けの目的と経緯

 そもそも「なんで車両をリストアして海外ラリーに参加する目的のプロジェクトで着付けの練習なんてしているのか??」という疑問があるかと思います。これについては、過去の代において、和装装束で海外ラリーの式典に参加すれば注目を集められること(実際に過去に和装にて大会後の式典に参加した際は、非常に注目を集めることができたとのことです。) と和装を身につける機会を持ちたいという学生側の希望があったことから始まり、今年も学生側の希望がありかつプロジェクト開始時点では海外を目指していたため、着付けを教えていただける先生の方からのご協力とタカミブライダル(高見株式会社)様から装束のご協賛を受けて行いました。

 今年はコロナの流行を受けて、ホンダテクニカルカレッジ関東の方は学園の方針により式典に参加しないとのことであったため、残念ながら東京大学の学生のみで着付けの練習を行いました。

着付けの練習について

 タカミブライダル(高見株式会社)様からいただいた装束は第一礼装という最も格が高い装束であり、格式高い式典や宴会への着用も可能とのことでした。それだけ格が高いものであるだけあり、身につけるものも多く、羽織・羽織紐・着物・袴・襦袢・角帯・腰紐・足袋・雪駄の合計9つのものがありました。そのため、先生から着付けのご指導を受けた際は、紐の左右どっちの端が上になるのかということや袴の紐が帯をどのように越えるのかといったことなど、なかなか覚えられないこともあり大変でした。

袴をたたむことに手間取るメンバー

 そうして、実際に自分たちで着付けの手順を行ってみますと、不慣れなこともあり洋服と比べた際に着付けにかかる手順が複雑に感じられるとともに、折り方や結び方に細かな工夫が施されており、どうやったら解けにくくなるのか・どうやったら着ている人が苦しく感じないで済むのかといったことを考慮されていることがわかり、巧みさに感心しました。また、実際に第一礼装を身につけてみますと、茶道や俳句などの伝統に見られる「和の心」の一端が感じられ、自然と気が引きしまり、背筋がのびました。

装束を纏い、日頃より凛々しいメンバー

今後について

 現在は、海外のラリー大会への参加を断念したため、着物のお披露目をどのような形で行うかメンバーと相談している最中ではありますが、何らかの形で場を設けていきたいと思います。

 最後に、着付けの練習をしていただいた先生の方と装束のご協賛をしていただきましたタカミブライダル(高見株式会社)様に改めて感謝いたします。

(注) 

上記の対面での活動は緊急事態宣言発令前に、十分換気をした教室で三密にならないように注意した上で行われたものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です