JAF、日本ラリー選手権規定とラリー車両規定を改訂 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

JAF、日本ラリー選手権規定とラリー車両規定を改訂

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JAFは9月14日、公示No.2021-WEB085を発行し、2022年日本ラリー選手権規定(2022年1月1日から施行)およびJAF国内競技車両規則第2編ラリー車両規定を制定したことを明らかにした。

ラリー車両規定での大きな変更点については、車両の定義として2021年規定の「FIA公認車両(R車両)」が、「ラリーRRN車両(RRN車両)」に改定されたこと。その定義は「FIAによりグループA、R、N(公認有効期限後8年を経過していない車両を含む)として公認された車両で、保安基準に適合し、本編に従った自動車登録番号標(車両番号標)を有する車両」としており、2021年の定義に含まれていた「臨時運行許可証および番号標を有する車両。ただし、当該許可における運行目的がラリー競技会への参加であること」と「自動車カルネ(“AIT/FIA Carnet de Passages en Douane”等)により一時輸入された車両」が削除されている。

2022年JAF国内競技車両規則 第2編ラリー車両規定

日本ラリー選手権規定での主な変更点は、地方ラリー選手権でもナビゲーター部門がコ・ドライバー部門と名称が変更になったほか、全日本選手権の参加車両がRRN車両、RJ車両、RPN車両、AE車両に、RRN車両を除くFIA公認車両が追加された。
RJ車両については、2021年で規定されていた「自動車製造者が当該車両(同一車両型式)の生産を中止(終了)した10年後の当該年末まで資格を有する」が削除されており、事実上、いわゆる10年規制が撤廃されたことになる。

また、クラス区分では、クラス1(JN-1)については「車両性能均等化のため、性能調整を実施する場合があり、調整内容については2022年全日本ラリー選手権統一規則で示すこととする」としている。さらに、注釈で2023年以降は全般的にクラスの見直しを実施するとの一文が入っている。地方選手権に関しては、競技距離および走行距離の条が追加され、その1項に「競技形式はラリー競技開催規定に定めるスペシャルステージラリーとする。ただし、JAFが特に認めた場合はこの限りではない」と制定されている。

2022年日本ラリー選手権規定



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