TGRの全日本ラリー若手育成カテゴリーの正式名称は「MORIZO Challenge Cup」、すでに7人がエントリー – RALLYPLUS.NET ラリープラス

TGRの全日本ラリー若手育成カテゴリーの正式名称は「MORIZO Challenge Cup」、すでに7人がエントリー

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トヨタ・ガズーレーシングは、1月14日、千葉県の幕張メッセで開催中の東京オートサロン会場で行ったトークショーで、2024年全日本ラリー選手権での若手ドライバー育成カテゴリーの正式名称が「MORIZO Challenge Cup」であることを明かした。

「MORIZO Challenge Cup」は、2024年1月1日時点で 25歳以下のドライバーを対象(TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジでの優勝経験もしくはシリーズ3位以上、地方選手権での入賞経験、全日本ラリー選手権での参戦経験実績がある場合は、2024年1月1日時点で29歳以下の参戦を認める)に、若手育成の支援を目的に全日本ラリー選手権JN-2のサブカテゴリーとして展開するワンメイクシリーズ。マシンはトヨタGRヤリス(1.6リッターターボエンジン+GR-FOUR搭載車)で、車両規定はJN-2規定をベースに、参戦コスト抑制とイコールコンディションを目的として改造範囲を限定するカップ独自の車両規定を設ける。カップ単独でのポイント争いも設定され、シリーズ成績優秀者には、フィンランドのTGRワールドラリーチームでのラリー講習への参加権利を与える賞典も発表されている。

この日のトークショーに登壇したTGR-WRTの勝田貴元は、今季、自身のチーム「TK Motorsport」を立ち上げ、2023年のフォーミュラドリフトジャパン(FDJ)チャンピオンのKANTAをドライバーに起用し、このカップに参戦させることを発表したばかり。壇上では、KANTAのほか、大竹直生(TGR-WRJ)、昨年は全日本ラリーのJN-2でタイトルを争った山田啓介(FIT-EASY Racing)、ジムカーナ出身の最上佳樹(FIT-EASY Racing)、カートで経験を積んだ後、免許取得後5カ月で全日本ラリー初参戦を経験している木内秀柾(RECARO RALLY TEAM)、FIA-F4出身の稲葉摩人(Ahead Japan Racing Team)、eモータースポーツ出身の尾形莉欧(MATEX-AQTEC Rally Team)の7人がすでにカップにエントリーしていることも明かされた。

Jun Uruno

トークショーでは、大竹とKANTAが登場。TGRのWRCチャレンジプログラム出身の大竹は「カップを通して、若手同士で戦いながらお互いを高めていきたい。フィンランドで経験を積んだ成果を出さなくてはいけないと思っているのでプレッシャーはかかっているが、頑張りたい」と意気込みを語った。

Jun Uruno

ラリー未経験で全日本ラリーに挑むことになるKANTAは「FDJでチャンピオンを獲り、新しいチャレンジに向かう。ラリーは初心者だが、貴元さん、コ・ドライバーの保井(隆宏)さんとともに、ラリードライバーとしての成長を見せたい」と決意を明かした。

Jun Uruno

MORIZO Challenge Cupの参戦申請は1月31日12時まで受け付けている。
URL: https://www.toyota.co.jp/cmpnform/pub/co/young_category_en



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