モータースポーツで勝つことは簡単ではありません。
若い人達が競い合って、高め合って頂点を目指す姿に情熱を揺り起される思いでした。
輝いているなぁ。
僕にもそんな頃が有ったろうか?
子供が小学生だった頃に、運動会の綱引きで勝ったチームを称え
1位、〇〇チーム!バンザーイ!!
2位、△△チーム!惜しかったー頑張りました!
3位(最下位)□□チーム!よく頑張った!
と、言うのがあった。
まあ良い。(保護者から苦情が出ない様に当り障り無くしているんだなぁ、と思った)
でも、本当は負けたら悔しがるのが良いんだと思う。教育上も。
負けた時、リタイヤした時、表彰式では勝者を称えるのが礼儀。
でも、帰って一人に成った時とか、誰からも見られない所で悔しくて涙を流した。
リタイヤした時には声を出して泣いたこともある。
そのくらい本気で勝負をしていれば、ちゃんと気持ちをリセットして次に挑める。
そして、人前で涙が出ちゃったのは勝った時。
生活のほぼ全てを勝つ為につぎ込んで、周りの人にも協力してもらって、仕事も沢山して稼いでタイヤ買って
寝る間も惜しんで練習して・・・・
ようやく掴んだ「1位」!!
リザルトを見て飛び上がって喜んで、コドライバーを呼びに行って
「優勝してる!優勝してるよーっ!」とハイテンションで喜んでいると、同じラリーを走ったクルーたちが
「おめでとう」「良かったね」と声を掛けてくれた。
「ありがとう!」「ありがとう!」と言いながら、「勝ったんだ・・」と実感し始める。
表彰台の真ん中に立ち、あらためて皆さんを見渡して
サービスクルーやずっと世話してくれた人達と目が合った時に
ジワーってこみ上げきて恥ずかしながら涙が出てしまった。
こんな経験は、人生の内でそんなに何度も有る事じゃ無い。
だから勝った時は精一杯喜びを表現して、しっかりと噛みしめる。
負けた時は、勝った人の大袈裟に喜ぶ姿を見て
「スゲー羨ましい!!」「次こそは!!」
としっかりと悔しがる事が大切なんだ。
誰が言い始めたのか「負けた人の事を考えて、大袈裟に喜ぶな」みたいな話を時々耳にする。
そんなのがあるか!勝ったら大袈裟に喜びなさい!
人は競争して成長するんだ。負ける人が大勢いて、勝つ人が居るんだ。当たり前なんだ。
勝った人が、メチャンコ嬉しそうだから憧れるんだ。
「俺も、あそこに立ちたい!勝ちたいんだ!!」って。
「負けるもんか!勝つまでやめない!」
そういう心持ちで勝負に挑む者が、本当に心から勝利を喜べる。
ところで、
2023年チャンピオン取ったクルー、おめでとう!!